VMware Player 3.1.6 に入れた debian 7.1 wheezy に VMware tools をインストールする方法
VMware Player にインストールした debian wheezy に VMware tools をインストールする場合、VMware Player 3.1.6 のデフォルトだと VMware tools 8.4.9 がインストールされる。しかし、同バージョンではフォルダの共有に失敗し、フォルダ共有状態をアップデートできません
というエラーが出てしまう。
そこで、VMware tools の最新版をインストールする。最新版を入手するには、VMware Player のリポジトリから最新版の VMware Player に付属する VMware tools をダウンロードし、同アーカイブから linux.iso を抽出すればよい。
2013年8月10日現在の最新版は VMware tools 9.2.3 。私の場合、ホスト PC が Windows なので 5.0.2 → 1031769 → windows → packages と進み tools-linux-9.2.3.exe.tar をダウンロードした。解凍すると exe ファイルがあらわれるので、コマンドプロンプトからさらに exe ファイルを解凍し、msi ファイルを取り出す。
C:\Document and Settings\user>tools-linux-9.2.3.exe /e c:\tmp
取り出した msi ファイルをさらに解凍すると linux.iso が現れる。私が普段利用している解凍ソフト Noah では msi ファイルの解凍がうまくいかなかったので( linux.iso は抽出できたがサイズが小さすぎるしマウントできない)、結局 7-zip という解凍ソフトを利用した。
インストール中、gcc の場所とカーネルのヘッダーパッケージ(?)の場所を聞かれるので、各種コンパイラや開発用のライブラリ等が入った build-essential とヘッダーパッケージ linux-headers-3.2.0-4-686-pae をインストールしておく。
apt-get install build-essential linux-headers-3.2.0-4-686-pae
VMware-tools のインストールを選択するとゲスト OS のドライブに VMware-tools のディスクが挿入されるので、マウント用のディレクトリを作成し、マウントする。
mkdir /mnt/cdrom mount /dev/cdrom /mnt/cdrom
マウントした VMware-tools を一時作業用フォルダ /tmp にコピーして展開する。
cp /mnt/cdrom/VMwareTools-9.2.3-1031360.tar.gz /tmp cd /tmp tar -zxvf VMwareTools-9.2.3-1031360.tar.gz
インストール用のスクリプトを実行する。
vmware-tools-distrib/vmware-install.pl
インストールできていれば vmware-tools のサービスが起動しているはず。
service vmware-tools status
VMware Player の設定からフォルダ共有を有効にし、共有できているか確認する。
cd /mnt/hgfs/ ls -a